くせがある方は湿度が高い日は特に髪がまとまらないという声をよく聞きます。そもそもなぜ湿度が高いと髪がまとまらないのか?その原因を知ることで、雨の日も広がらない方法をご紹介します。
湿気により髪がまとまらない原因
毛髪の水分量は髪全体の12%になります。12%の水分は、さらに細かく分類されます。
・結合水 5%…健康な髪には常にある水分でいわゆる、髪の潤いと呼ばれるもの。
・自由水 7%…外気などによって髪に出入りする水分。
今回のテーマである「自由水」ですが、例えば雨の日の一日を思い出してみてください。朝スタイリングを終え、会社に到着した時にはボサボサに・・・別に直接雨に濡れたわけでもないのに…これが自由水の仕業になります。自由水は常に7%というわけではないため、外気の影響をダイレクトに受けます。そのため出勤途中に外の湿気をたっぷりと含み、会社に着き室内に入る事で湿度が下がるため外で含んだ水分が揮発します…その瞬間に髪のボサボサが固定されます。
解決策
ではボサボサにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?髪の水分量をコントロールする事で髪はまとまりやすくするのです。要するに、自由水の出入り口をふさいでしまうことが解決策になります。
具体的には、オイル系の洗い流さないトリートメントを使用する事をおすすめしますが、シャンプー後1回、朝のスタイリング後もう1回の二度づけでないと効果が半減します。また洗い流さないトリートメントも様々なものがありますが、お客様の髪によっても、最適なオイルトリートメントは異なりますし、それでは解決できない場合(くせがある程度強い方)はストレート系のパーマによる解決もできますので、ぜひご相談ください。